講師になりたての人は
黒板の扱いに苦労する人もいます
ペンで紙に書くのとは摩擦とかいろいろ違ってくるのです
字の汚さは目立ってしまいます
それでもオレ流を貫く方も大勢います
ただ、生徒の中には字が汚いのをものすごく気になって集中できない子もいます
せっかくの良い授業が集中できない状態で行われるのはもったいないですよね
かくいう私も字が汚いです
自分で書いた字は好きではありません
しかし授業のやり方を教えてくれた先輩は
「汚くてもいいから、自分が書ける一番きれいな字を早く書く練習をしなさい」
と教えてくれました
つまり、練習が必要です。
ベテランで汚い字をしている講師は練習をしていない場合がほとんどです
練習をするのが面倒だからオレ流を貫いていると思われても仕方がありません
作家でもない限り、字は自分のために残すものと
相手が読めるように書く場合の2種類の使い方があるように思います
授業は明らかに後者です
相手のために読みやすい字を書くという気遣いは重要だと思います
相手のための字を汚いままで自分のわがままで修正しないのは失礼ですし、甘えです
(何か思惑があるのであればOKだと思いますが)
相手がいるからこそ読んでもらえる、相手あってのものなのです
字がきれいな人には一目を置いてしまいますよね
さて、ここからは
その字の書き方についてのコツを説明したいと思います
字が汚い場合は練習してください(練習あるのみ、チョークの持ち方も工夫しましょう)
図や地図なども、とにかくきれいに早く書くことを練習してください
次に、横に文章を書いているうちに右上がり、もしくは右下がりになる人がいます
つまり、まっすぐ書けないんですね
まっすぐに書けない原因は簡単です
字を書くのは手→腕→肩です
イメージとしては肩をコンパスの針だと思って円を描くような感じで
可動域が決まってきます、つまり肩で字を書いているのです
突っ立って書くと、目いっぱい腕を伸ばせばきれいな円は書けます
(コンパスのようなイメージなので)
ではその状態でまっすぐに文章を書けるのでしょうか
おそらく相当練習していないと突っ立っては書けないと思います
黒板の左から右に横書きの文章を書くとき、腕と肘が円の半径と考えると、半径が短くなっていくからです
書いていると文字が自分に近づいてくるような状態になり、窮屈になり、腕の調整がうまくいかず
曲がってしまうのです
では、どうすればよいかというと
自分と黒板の字との距離を一定に保つということです
1文字書く毎に「足」を使って距離感を一定にすることです、これがコツです
これはあまり訓練がいりませんが、ちょろちょろ動かなくてはなりませんね
「3文字毎に1回移動」くらいの感覚になるまではちょっとの練習は必要です
動かないで板書をすることは結構難しいという事です
初耳の方は一度試してみてはいかがでしょう
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