良い意味の逆洗脳

前に成績が上がらない要因として「社会からの洗脳」

を挙げさせてもらいました

その続編とでも言いましょうか

成績が上がる洗脳もあるのです

これは私の事例でお話しさせていただきます

ある成績優秀者のX君という生徒がいました

X君は理科以外は全て90点以上だったのですが、

理科は毎回70点台で、相談に来ました

その時に私は「え?そう?俺から見たら理科のセンスがすごいと思ってみてたから

不思議なんだよなぁ…、ちょっと1回でいいから頑張ってみない?」という回答をしました

その時のテストは100点を取ってきました…(まさか…100点とは…)

「先生の言った通りでした、自分には理科が一番合っていたようです」と言って

嬉しそうに合計でも自己最高点を更新していました

ただ、驚くべきことに高校生になるまで、その後の理科のテストが全部100点だったのです…

本当に才能があったのかもしれませんが、そう思い込んだら人間っていうのは

本当にすごい力を発揮するもので

子供の力には驚くばかりです

Y本君は全部の教科が20点くらいで入塾し、親御さんにはどこでもいいから

高校に合格させてほしいという話を伺っていました

私が担当することになったのですが、

毎回「数学のセンスがある」「数学本当は得意だよね?」と言い続けました

2か月くらいたったあと、本人から「俺、数学は得意教科だからさ」

友人に話しているのを聞いてしまいました…え?と思ったのですが

その直後のテストでは私としては全然手ごたえがなかったはずなのに

70点台をとってきました…絶句です どうしたの?これ?と聞いてしまいました…

得意げに「数学は本気を出したらこれくらいは簡単に取れるんですよ、センスあるんで」

と言っていて、大笑いしてしまいました

「じゃあ次は同じ理系だから理科もいけるんじゃない?」というと

「たぶん行けますね」という返答がかえってきて。結局

英語と国語以外は70点台をとれるようになり、当初より全然上の高校に

合格することが出来ました

Y本君にもいろいろ勉強させてもらいました

こんなことは

結構あるんです

洗脳というと嫌なイメージがわきますが

これが洗脳だとして、良い結果になったのだからいいですよね?

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この記事を書いた人

 塾講師のJTです。
 大学卒業後に学習塾を起業。学生時代を含め、約25年間生徒の指導を行ってきました。
 生徒数0人、所持金0円から塾を開始し、初期は「成績を上げて結果が出ないと生活ができない」状態だったため、成績の向上に日々向き合い、たくさんの方に多大なご迷惑をおかけし、ご協力をいただき、貴重な経験を得させてもらうことが出来ました。
 これからは若い世代の活躍の時期だと思うので、生徒も講師も活用できる知識や経験をできる限り残していこうと思います。
 若い世代の力になれればうれしく思います。

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