最近は携帯電話を塾に持ってくる子が増えました
時代と共に文化も向上していくんですね
テスト範囲を紙ではなく写真で携帯に保存して確認する
板書を授業の最後に写真を撮るなど
我々の年代にはびっくりするような使い方もあるのかと
感心させられます。
そんな中で
非常に困るのが「携帯電話の中毒になっている」子供たちです
アル中や麻薬中毒(テレビでくらいしか見たことないですが)のような症状になっている子がいます
授業を始める際に携帯をしまうよう注意すると
「もうちょっとだけ」「ライブ見ながら授業を受けてもいい?」などの答えが返ってきます
断ったり、授業を始めようとすると
突然キレます
「なんで授業なんか受けなきゃならないんだ」「授業なんかつまらないって」
とにかく逆らうだけ逆らうような状況になり、大きくため息をついたりします
アル中や麻薬中毒患者も取り上げようとすると人が変わったかのように激しく抵抗し
暴力をふるったりも見たことがあります。
このような子供の状況を見ていると「これは明らかに中毒症状だな」と思います。
それまで携帯を持っていなく、一生懸命に授業を受けていた子がいました
携帯を手に入れると徐々に上記のような態度に変わっていき
授業をいい加減に受けるようになってしまうという例もあります
携帯電話の中毒になっている子に対して授業を行うのは
本当に困難です
やる前にひと悶着あり、気分良く授業が始められないことが多々あります
生徒はイライラしているし、講師はその中で授業をやらないといけないのです
(そうそうそうそうと思っている方も多いのではないでしょうか?)
結果として授業を行う講師にも、そして何より生徒の方々にも良い影響はありません
では、どのような対処が考えられるかというと
現場で目の前で起きてしまった場合には対処できる方法はほとんどありません
話し合いにもならない状態だからです
ことが起こる前か気分が良い日に個別に対応するしかないと思っていて
①ご家庭の協力のもと携帯電話を持ってこない事、持ってこない方針を徹底する事
②教室に入る前に携帯電話をBOXに回収し、一時預かりをすること(この時に嘘をつかれたり、抵抗される
可能性も十分あります)
③あきらめて容認する(このような塾が多くなっています。今後増えるでしょう)対処になってませんが…
④ガイダンスとして険悪な状態になる前に全員で話し合いをする(新入塾生にも都度)
くらいでしょうか…良い案があったら教えてほしいくらいです。
対応を実施する際の注意点として
関係する講師全員が徹底して実施する事です
一人が容認すると全体が容認したことになり、また使用し始める割合が確実に増えます
講師側から「今の時代、規制する方がむずかしいんじゃないの?」というような意見が出た場合は
対応は到底無理だという事です。最初はできていてもいずれ崩壊します
講師にとっても抵抗する生徒をなだめるのには相当な労力と気力・体力を消費します。
それが尽きた時にも崩壊は免れないでしょう
つまり、現状、塾側ではそのような中毒症状や予備軍の子に対しては
有効な手段をほとんど持てないわけです
なので、オンライン受講や通信教育、教える時間を持たない塾が増えてくるわけです。
マンツーマンの個別はどうかというと、それでも、講師の前でも使用する生徒は使用します
個別の塾はアルバイト講師が大半なので、適切に注意できる講師の方が少ないでしょう
携帯電話を学習面で有効に活用している人もいるのでしょうけど
現場で直接指導を受ける場合においては携帯電話の使用はほとんどの場合に成績を下げます
また、成績関係ではないですが、講師の誹謗中傷をSNSに顔や動画付きで投稿したり(本来損害賠償です)
授業内容を隠し撮りして投稿したり、講師の授業を友人にライブ配信したり(友人は無料で授業を受けれるわけです)
しょうゆペロペロの少年同じく、良いか悪いかの区別もついていないかもしれません
塾の運営者としては
保護者の方に携帯電話を徹底管理してもらうか、使用方法などの教育をしていただくことが
望ましいと思っています。
塾の運営も携帯電話の使用に関しては非常に悩んでいるという事を理解していただきたいと思います
良い案があったらよろしくお願いします
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