学級崩壊は恐ろしいです
誰にでも突然起こりえるものです
教員も塾の講師も薄い氷の上を気を付けながら渡る
そんな感覚の人もいるのではないでしょうか
その氷が薄く、もろいのです
ちょっとしたきっかけで一気にわれて落ちてしまいます
個人的には学級崩壊は教育現場からは永久になくならないと思っています
自信をもって普通に授業をしていられるのは実力がある
ほんのひと握りの教員や講師だけなのです
「学級がうまく機能しない状況」とは,「子どもたちが教室内で勝手な行動をして教師の指導に従わず,
授業が成立しないなど,集団教育という学校の機能が成立しない学級の状態が一定期間継続し,
学級担任による通常の手法では問題解決ができない状態に立ち至っている場合」を指しています。
さらに原因は
「学級がうまく機能しない状況」の要因としては,学級担任の指導力不足の問題や学校の対応の問題,
子どもの生活や人間関係の変化及び家庭・地域社会の教育力の低下等が考えられます。
ということです
また,これらは,ある一つの「原因」によって「結果」が生まれるかのような単純な対応関係ではなく,
複合的な要因が積み重なって起こります。問題解決のための特効薬はなく,複合している諸要因に
一つ一つ丁寧に対処していかなければならないものと考えています。
このような状態になっているんですね
しかし、私の地域では少なくとも塾の方が学級崩壊が起こりやすいと考えています
なぜならば、
①教員は成績をつける立場なのであまり困らせると自分に不利益なことが起きる可能性がある
②教員よりも講師の方が接触時間が少ないので、その子における重要度が低い
③家庭と学校の方が家庭と塾よりもつながりが深い
④学校はそこにしか通えないが塾は、コロコロ変えることが出来る
などがあげられます
何には「やめてもいいの?」と脅してくる生徒も結構います
市内の最大手学習塾も学級崩壊しているという噂が広まっていますが
実際はどうなんでしょうか
力のある学習塾でもよほどのことが無い限り、抑えきれていないと思っています
先の引用には講師の指導力不足と書かれてありましたが
それだけではなく、「生徒」も大人が怒っても、昔のように暴力は振るわれないし
怖さの限度があることを知っているからだと思います
しかし、根本的な問題はもっと簡単で
やりたくない勉強を何かの手段で参加するように仕向けなければならないという事です
子供は薄っぺらい説得や説教などでは変わりません
一時的におとなしくさせることはできそうですが、根本的な解決ではないため
時間がたつと効力を失ってまた元の状態に戻るのです。
恐らくこの段階で心身ともに疲れ果てて休職する人や
引退する人も多くいるはずです
塾の講師の勤務が3年以内の離職率が60%以上なのもこのためです
できる人には「実力がない」という一言で終わりそうですが
当事者たちはたまったものじゃないですよね
私の場合は単体で崩壊することはあまり経験がありませんが(ダメなものはダメと即注意をするので)
他の教科の講師との連携によっては発生する事もあります
4人の講師が一瞬の判断で危ない時に原因を切り取らなければ、やはり発生します
判断が遅れたり、ふと気を緩めた時に一気に襲い掛かってくるのです
誰が悪いという事ではありません、人間判断が遅れることは多々あります
間に勉強というやりたくないものをはさんでいるから起こるのです
次回へ
コメント