ほめること

「ほめて伸ばす」という言葉を耳にします

これは本当に良いことなのでしょうか?

時と場合によりますが、私はよくないと思っています

経験上のことですので少しですが例を挙げたいと思います

①才能をほめると努力しなくなる

「頭が良いねー」「運動神経いいねー」など才能をほめてしまうと努力の方向にベクトルが動かなくなる

②むやみにほめると依存性が高まる

ほめると、褒められるようにやるようになります。ほめられることそのものは快感を伴うものなので

依存性が高くなります。自律できなくなり、褒められることが目的となり、受験に合格するという

目標からは程遠い頑張り方しかできなくなるのです

③行為をほめるのは効果がある

「頑張って宿題をやってきたね」とかは次回に宿題をやってくる確率が上がります。

しかし、やはり褒められなくなるとやらなくなる傾向があります

④ほめるという行為そのものが上下関係や見えない命令

褒められる方にあなたは下の立場だよと暗に刷り込んでいるので子供の自由度が奪われる

ほめる相手の(やっていいのかどうか・やったら褒められるか)顔色を窺うようになり、

自分で自信をもって判断することが出来なくなりそうです

なのでやはり褒めるという行為は状況をよくみてやらなければ逆効果になるかもしれない

危険な行為なのです

アメリカの研究ではほめる先生とほめない先生で実験を行ったところほめる先生のクラスの

成績は下がり、褒めない先生のクラスの成績は上がったそうです。

それよりも

「OK,OKそこまでは進められたね」◀認め

「つまらない授業だったけど、最後まで聞いてくれてありがとう」◀感謝

の方がうれしくなって自信をもって先に進められそうですね

上からの目線でほめるより、一緒に横について認めて、感謝することで

次も頑張ろう、自分は間違っていないと確信し、勇気をもって進めるようになるのではないでしょうか

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この記事を書いた人

 塾講師のJTです。
 大学卒業後に学習塾を起業。学生時代を含め、約25年間生徒の指導を行ってきました。
 生徒数0人、所持金0円から塾を開始し、初期は「成績を上げて結果が出ないと生活ができない」状態だったため、成績の向上に日々向き合い、たくさんの方に多大なご迷惑をおかけし、ご協力をいただき、貴重な経験を得させてもらうことが出来ました。
 これからは若い世代の活躍の時期だと思うので、生徒も講師も活用できる知識や経験をできる限り残していこうと思います。
 若い世代の力になれればうれしく思います。

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